大学生のころ、付き合っていた彼とのエピソードです。私たちはお互いに実家住み。そのため月に1、2回のラブホテルお泊まりデートが楽しみの1つでした。ある日、彼とのホテルデートのタイミングで生理が重なってしまった私。そのことを彼に伝えると、彼からまさかのドン引き発言が飛び出して……!? お泊まりデートと生理がかぶった!私と彼はお互いに実家暮らしだったため、気軽にお互いの家に泊まることができず、通常のデートとは別に、月1、2回の「ラブホテルお泊まりデート」をしていました。 数日後にお泊まりデートを控えたときのこと。私は生理がきてしまいました。これまで、お泊まりデートに生理がかぶったことはなく、デートでは毎回性行為をしていたため、ひとまず彼に連絡をすることに。 「ごめんね、生理がきちゃった。それでもお泊まりデートしてくれる?」と、直接的には言わなかったものの、暗に「当日はセックスができない」ことを伝えました。すると、すぐに「もちろん!」と頷いてくれた彼。 「体のコミュニケーションができなくても、彼は私と一緒にいたいと思ってくれているんだ」と、私はうれしく思った……のですが……。 彼の発言にドン引き私の中のうれしい気持ちは、彼が続けて言った「生理中は妊娠しないよね。なら、次のセックスは生でいい?」という発言により、一瞬で消え去りました。なんと彼は「生理中なら、中出ししても経血と一緒に精子が出ていき妊娠しない」と本気で思い込んでいたのです。 私はあわてて「それは間違った知識だよ! 生理中でも生ですれば妊娠する可能性はあるよ!」と伝えました。それでも彼はまったく折れず、「君こそ間違ってるよ! 生理中は本当に大丈夫だって!」と、コンドームなしでセックスすることにこだわったのです。 大喧嘩の結末は…理解のない彼に次第にイライラし始めてしまった私。妊娠の可能性だけでなく感染症のリスクもありますし、何より個人的に生理中はセックスする気にはなれません。そのことを伝えても、なお「いいよね!? いいでしょ!? お願い!」と繰り返す彼についに私はブチギレ。 私は大きな声で「いいわけないでしょ!」と一喝し、「お互い頭を冷やすため、とりあえず次のお泊まりデートはなし!」と半ば強引に話を終わらせました。 しかし、その後も彼からは「自分が身勝手なことを言った」というふうには思っていないようで、謝罪の言葉はなく……。結局、ギクシャクしたまま自然消滅のようなかたちで私たちの関係は終わってしまいました。 当時は別れたことが悲しくて「あのとき私が彼を受け入れていれば……」という後悔も一瞬ありましたが、今思い返せば彼に流されず「NO」を貫き通した私は立派だったと思います。 男性にとって自分の身に起こらない生理を理解するのは難しいことかもしれません。ただ、せめて正しい知識を持って思いやりのある言動を心がけてもらえたらうれしいです。 ※生理中でも妊娠する可能性はあります。また、生理中の性行為は感染症などのリスクが高まります。お互いに相手を思いやり、できるだけ生理中のセックスは避けたほうが安心です。 著者/ごとうゆき作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年05月18日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。近くの急患センターで検査をしてもらった結果、医師によると「普通の状態ではない」とのこと。急患センターの設備ではそれ以上調べられないらしく、にしこさんは救急車で運ばれ、総合病院で精密検査を受けることになりました。 もしかしてこれが…恋!?救急車で総合病院に運ばれたにしこさん。到着するとまずは触診を受けたのち、いろいろな検査がおこなわれます。その後、看護師さんから「医師がきますのでしばらくお待ちください」と指示を受け、しばらくベッドの上で待機することになったのですが……。 乗せられていた担架(ストレッチャー)からベッドに移ることになったにしこさん。自力で乗り移ることにはなんとか成功したのですが、ベッドに背中を預けたときの刺激で背中に鋭い痛みが走り、思わず「どうしてこんな目に遭わなきゃいけないんだ……」と泣きそうになってしまいます。 するとそのとき、にしこさんがあまりにもつらそうな表情をしていたからか、看護師さんが「大丈夫ですか? 突然こんなことになってしまって不安ですよね」と温かい言葉をかけてくれたのでした。 このときのにしこさんは、本人いわく「急患センターから総合病院に移ってあーだこーだしているうちに心がすごく疲れていた」そうです。心が疲弊していたからこそ、看護師さんの言葉がより一層沁みたとのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年05月18日私は3児の母です。子どもと一緒に過ごしているときはトイレに行くタイミングが難しく、生理のときは長い時間ナプキンを替えられないことがしばしばありました。「どうしたらいいものか……」と考えていたとき、月経カップの記事を目にした私。使用時間を守れば、ナプキンほど頻繁にトイレに行って交換をする必要はなさそうです。「これだ!」と思った私は、月経カップを購入して使ってみることにして……。 月経カップを使ってみると、ドロッと経血が出る感覚もなく、以前よりトイレを気にしなくてもよくなり、日々、育児に忙しい私にとってはまさに救世主! 「生理中は月経カップを使うことにしよう」と、その後の生理期間を月経カップで過ごすことにしたとき、ある事件が。生理期間に月経カップを取り出して、カップに溜まった経血を捨てようとしたときのこと。腟から取り出した際、手が滑ってカップに溜まった経血を床にビシャーッとこぼしてしまったのです。 多くの量が溜まっていたこともあり、足元は血の海……。急いで掃除をしましたが、この床掃除がとにかく大変でした。経血をいったんトイレットペーパーですくい、濡れた雑巾で床を一生懸命拭き……。しかし、このときは完全に経血の汚れを落とし切ることができませんでした。後日、洗剤を使ってなんとか汚れを落とし切ることができたのでした。 私にとって、月経カップはまさしく救世主! それは変わりありませんが、月経カップの場合、こういったトラブルが発生することがあるのだと学び、腟から取り出す際はより注意しなければと反省した出来事でした。 著者/佐藤沙良作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年05月17日ある生理期間中、疲れていたのかこれまでにないほどの絶不調でした。なんとか1日を終え、やっと子どもたちとベッドに入るころ。いつもならそこで読み聞かせをして消灯なのですが、「もう無理、このまま眠ってしまいたい!」 と思っていて……。 とにかく早く寝たいその日はいつもよりも生理がつらく、頭痛と腹痛でとにかく早く横になりたいという状況でした。しかし、わが家には幼稚園児の女の子と小学生の男の子がいるので、好きな時間に自分だけ寝るということはできません。 痛み止めを飲み、腰をさすりながらなんとか2人をお風呂に入れ、夕飯を食べさせて歯磨きを済ませ、やっと寝室に。残るは、わが家では恒例となっている寝る前の読み聞かせのみ。 しかし、私には読み聞かせをおこなう気力が残っておらず……。 「今日、お母さんおなかが痛いから絵本なしでもいい?」と子どもに聞いてみました。 息子からまさかの反応すると、想像はできていましたが、やはり下の子からは「いやだ! 読んで!」との返事が。 「そうだよな~……」と思いつつ、さっと読んで終わらせてしまおうと考えていると……。なんと上の子が「お母さんがしんどいなら、今日は僕が読むよ」と言ってくれたのです。突然のありがたい提案に一瞬「えっ」と思ってしまいましたが、お言葉に甘え「本当に助かるよ、ありがとう」とお願いすることに。 下の子も納得してくれて、いつもとは違う兄の読み聞かせを楽しんでいました。 温かい手に癒される私の体調を気づかってくれた息子。嫌な顔をせずに読み聞かせを引き受けてくれた息子のことをとても頼もしく感じ、「なんていい子に育ってくれたんだろう」と、わが子のやさしさが身に染みて、涙が出そうになってしまいました。また、息子がやさしい声で本を読んであげている姿と、それを素直に楽しんでいる娘の姿にほっこりした気持ちに。 読み聞かせが終わってからは、息子は私のおなかをそっとさすってくれて……。その手がとっても温かく、じんわりとおなかに伝わり癒されました。そして、おなかを痛がっている人がいたらさすってあげるという息子の思いやりのある行動にも感激してしまいました。 私自身、子どもたちのことをずっと守ってあげないといけない存在だと思っていましたが、私が子どもに助けられることがあるなんて。息子のやさしい気づかいと行動に、頼もしさを感じ、本当に立派になったなあと感動する出来事でした。 いつになくつらい生理でしたが、子どもの思いやりに触れることができ、なんとか乗り越えることができた経験でした。 著者/大岡むぎ作画/ののぱ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年05月16日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。近くの急患センターで検査をしてもらった結果、医師によると「普通の状態ではない」とのこと。急患センターの設備ではそれ以上調べられないらしく、別の病院で改めて検査を受けることに。その後、急患センターでしばらく待機していると、救急隊員がやってきて担架(ストレッチャー)に乗せられ……!? 総合病院に到着すると…?急患センターで多くの患者さんの「何事?」という視線が注がれる中、担架でガラガラと運ばれて救急車に乗り込んだにしこさん。しばらく走ったあと、救急車は総合病院に到着しました。そこでまず通された部屋は……。 受け入れ先の総合病院に到着すると、まずは「救急車で運ばれた人が最初に通されるような場所」に連れて行かれたと語るにしこさん。すると、そこには若い印象の医療スタッフが数名ほど待ち構えていて、触診やいくつかの検査をおこなってくれたそうです。その後、検査を終えたにしこさんは担当医がくるまでしばらく待機することとなりました。 にしこさんいわく、このときはとにかく下腹部と背中の痛みが激しくて検査どころではなく、検査内容はまったく覚えられなかったとのこと。とはいえ、急患センターでは調べられなかった原因がようやく判明しそうで、ひとまずよかったですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年05月16日私の母親はとてもおしゃべりが好きな人で、いつも近所のお母さんたちと楽しそうに世間話をしていました。しかし、おしゃべりが乗ってくると余計なことを暴露し始めるので、恥ずかしい思いをするときもあって……。 井戸端会議は聞いていてヒヤヒヤ!私が小学生のころは、近所に同じ年頃の子どもがたくさん住んでいて、母親たちも同じ年代の人が多く、井戸端会議が恒例となっていました。 公園に集まって、夫の愚痴や近所の噂などを延々としゃべっているお母さんたちの話は、遊んでいる子どもたちの耳にも自然と入ってきます。 その話はやめて!小学校高学年ともなると、初潮を迎える女の子が増えており、お母さんたちも娘の生理事情を話題にするようになってきました。娘に赤飯を炊いたとか、ナプキンはどこのメーカーがいいとか、汚れたナプキンをどうするかなど、真剣に話しています。私はまだ初潮を迎えていないけれど、ナプキンの着け方を家で練習していました。そんな私の姿を母親が見ており、「うちの子ね、リビングで堂々とナプキンを着ける練習してるのよ!」と大きな声でしゃべっていたのです! 小学校高学年と言えば、デリケートな年齢に入り始めているころです。当然、一緒に遊んでいた友だちの耳にも入り、すごく恥ずかしかったことを今でも鮮明に覚えています。一緒に公園で遊んでいた子どもたちの中には、女の子だけではなく男の子も何人かいました。男の子は遊びに集中していることが多いため、聞こえていないようでしたが、もし聞こえていたらと思うと恐ろしいです。 今では私も結婚して高校生の娘がいますが、あのときの経験から、家の中でも生理の話をするのは娘と2人だけのときにしようと心がけています。母親の井戸端会議を盛り上げようという気持ちはわからなくもないですが、もう少し気をつかってほしかったと思いました。 著者/陸えまこ作画/おみき 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年05月15日2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。6〜7年ほど治療をせずに放置した結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズに肥大してしまいました。その後、総合病院に転院した猫野サラさんは、医師と相談した上で「子宮全摘」を決意。2016年のGW期間中、10日間ほど入院して子宮筋腫の手術(子宮全摘術)を受けることになりました。入院初日を迎えた猫野サラさん。明日はいよいよ手術というとき、タイミング悪く入院していたお母さんから「退院日が前倒しになったので明日の手術に立ち合います」との連絡が。病み上がりにもかかわらず新幹線でわざわざ遠方からくるという母の行動力に、猫野サラさんは思わず「まじか……」と声を漏らしてしまいます。 入院初日(手術前日)は看護師さんにおなか周辺の剃毛をされたあと、麻酔科の医師が病室にやってきて紙芝居形式で硬膜外麻酔と全身麻酔の説明をしてくれるなど、明日の手術に向けて準備が進んでいきます。 21.夕食とシャワー 荷ほどきを終えたあと、夕食を済ませた猫野サラさん。夕食には全粥のほか、きゅうりの漬物や野菜を中心としたおかずなど、消化に良さそうなものが出たそうです。 麻酔医から説明を受けたあと、猫野サラさんは終わっていなかった荷ほどきを済ませました。その後、夕食を食べて下剤を服用してからシャワーへ。明日からしばらくシャワーを浴びられないため、この日は念入りに体を洗っておいたそうです。 消灯時間が訪れ、猫野サラさんは明日に備えて早めに床に就きます。明日はいよいよ手術ですが、あまり緊張もせず、気分は落ち着いているようですね。 22.手術着に着替える いよいよ迎えた手術当日。ウォシュレットで刺激するもののなかなかお通じが出ず、猫野サラさんは浣腸をお願いすることに。点滴が始まるまでになんとかお通じを済ませることができました。 その後、診察室に移動して内診を受けた猫野サラさん。看護師さんの口から飛び出した聞き慣れないワードとその内容に、「うがい薬で消毒をするんだ!」と、カルチャーショックを受けたようです。ちなみに、自宅でのうがいに用いるケースと、医療現場で消毒用として使用するケースなど、用途によって薬の濃度は異なります。 個室に戻った猫野サラさんは手術着に着替え、ここから点滴が始まります。 23.点滴スタート ※通常、点滴には「クレンメ」という薬の流量を調整する部分がありますが、イラストでは省いています。 検温と血圧測定のあとに点滴が始まりました。これから水分は明日の昼ごろまで、食事は明日の夕方までとることができません。 お昼前になり、お母さんと夫が連れ立って病室に姿を現します。新幹線で遠方からやってきたお母さんを、猫野サラさんの夫が車で迎えに行ってくれたようです。 ※NO.24はブログ読者さまへのお知らせのため、本記事ではカットさせていただきます。内容が気になる方は、著者プロフィールより猫野サラさんのブログをご覧ください。 25.手術室へ ※弾圧ハイソックス:医療業界では「弾性ストッキング」と呼ばれます※通常、点滴台には持ち手(グリップ)が付いていますが、イラストでは省略しています 初めて子宮筋腫が見つかってから約7年の月日を経て、ついに手術を受けることになった猫野サラさん。手術当日は午前9時から点滴スタート(同時に絶飲絶食スタート)、午後0時55分に個室を出発、午後1時にオペ室に入る……という流れだったようです。 執刀医の先生は手術のベテランということもあり、手術前に「大丈夫ですからね」と安心させてくれたそう。手術を受けるのが初めての猫野サラさんからすれば、この声がけだけでもホッとしますよね。そしていよいよ、麻酔医の「始めますね」のひと声で硬膜外麻酔がスタートし、子宮筋腫を根治治療するための子宮全摘術が始まりました。 今回のお話で描かれていた「弾性ストッキング」について、最後に少し補足をしたいと思います。 まず、手術時に弾性ストッキングが用いられる目的は、下肢を強く圧迫することで足から心臓に向けて血流の循環を促し、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)の予防をすることです。 猫野サラさんは、最後のコマで「弾圧ストッキングの足裏部分に穴が空いていた」と語られていましたが、手術時に用いられる弾性ストッキングは、オープントゥ(つま先が開いているタイプ)か、モニターホール(つま先が開いていない代わりに足指あたりに小さな穴が開いているタイプ)の2種類があります。どちらも足先に穴が開いているわけですが、その理由は猫野サラさんが説明しているとおり、爪の色を確認して血流障害がないかなどをチェックするためと言われています。 よく手術前の注意事項として「ジェルネイルやマニキュアは落としてくるように」と病院から伝えられますが、手術中の爪の色は患者の状態を確認する上で重要な指標の1つなのですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年05月14日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。近くの急患センターで検査をしてもらった結果、医師によると「普通の状態ではない」とのこと。急患センターの設備ではそれ以上調べられないらしく、医師が手配してくれた救急車で移動し、別の病院で改めて検査を受けることになって……? 無力な宇宙人になった気分…!検査のために総合病院に移動することになったにしこさん。医師がすでに救急車を呼んでくれたらしく、十数分ほど経って救急車が到着しました。多くの患者さんの「何事?」という視線に見守られながら担架(ストレッチャー)でガラガラと運ばれ、にしこさんはいよいよ救急車に乗り込みます。 下腹部痛により救急車で運ばれるという非常事態ながらも、救急車に初めて乗るにしこさんは「車内ってこんな感じなんだ」と興味津々だったそう。救急隊員からは、名前や年齢、病歴や現在の状態などの質問が。その後、サイレンの音の大きさにびっくりしているうちに救急車はバイパスを抜け、目的地である総合病院に到着しました。 「総合病院に到着したときはドキドキしていた」と漫画の中で語っているにしこさん。担架に乗るのも救急車で運ばれるのも初めてのにしこさんにとっては、先ほどから何もかもが初めての体験です。「救急車の中ってこうなってるんだ!」などの興奮がありながらも、「このあとはどうなるんだろう……?」という不安や緊張も、少なからずあったのではないでしょうか。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年05月14日私が20歳のころの話です。彼氏が新しい車を購入したので、一緒にドライブに行くことに。しかしデート当日、私は生理になってしまい……。 新車でドライブデート20歳のころ、彼氏が新しいスポーツカーを購入したということで、夜景スポットにドライブデートをしに行きました。私は生理の予定日が近かったため、デート当日は念のため夜用のナプキンを下着に着けていました。 そしてデート中、予定通り生理が始まった感覚が。ナプキンを着けていたため安心していたのですが、いつの間にかナプキンがずれ、経血が漏れていたよう。気がつくと、助手席のシートを汚してしまっていたのです。 泣きながら彼に謝罪私は、新車を汚してしまった申し訳なさと恥ずかしさで慌ててしまい、「ごめんなさい」と泣きながら彼に謝罪。しかし彼は怒ることなく、「気にしなくていいよ」と笑顔で言ってくれたうえ、体調の心配までしてくれました。 さらに、私が着替えている間に、シートの汚れをきれいに拭き取っており、私は彼のやさしさに感激したのでした。 数年後、私はそんなやさしい彼と結婚し、現在は夫婦になりました。新車を汚してしまった経血漏れ事件も、今ではすっかり笑い話。彼いわく、「泣いて謝ってきてかわいかった」そうです。 著者/中島未来作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年05月12日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。近くの急患センターで検査をしてもらった結果、医師によると「普通の状態ではない」とのこと。急患センターの設備ではそれ以上調べられないらしく、別の病院で改めて検査を受けることになりました。その後、医師が手配してくれた救急車で移動することになって……? ジロジロ見られてるぅッ!急患センターのおじいちゃん先生がいろいろな病院に掛け合ってくれ、検査のために総合病院に移動することになったにしこさん。おじいちゃん先生がすでに救急車を呼んでくれたらしく、十数分ほど経ったころに救急隊員が到着。にしこさんは担架(ストレッチャー)で運ばれることになって……!? 下腹部と背中が痛いにしこさんは、できるだけ体への負担をかけないようにしながら、なんとか自力でベッドから担架に体を移動させます。 その後、にしこさんを乗せた担架は、急患センターの待合スペースを抜けて救急車まで運ばれていったのですが……まわりの患者さんたちは「何事?」という感じで、全員がにしこさんに好奇の目を向けていたそう。 にしこさんいわく、彼女はこのときが人生初の担架だったとのこと。担架に乗せられて救急車で運ばれる経験はなかなかないですよね。まわりの人たちが注目してしまうのも、めずらしい光景だからこそでしょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年05月11日想像力が豊かだった小学生のとき、ホラー好きの同級生からあることを教わり、私は大きな勘違いをすることになって……。 ホラー好きの友人小学生のとき、私の友人のA子はホラー系の映画や不気味な出来事に興味があり、度々その話を聞かせて驚かせてくれました。 ある日、そんな彼女から「生理が始まったら赤ちゃんがおなかを突き破って出てくるんだよ」と教わりました。当時の私は、生理の知識がほとんどなかったため、彼女の言葉を本当だと信じてしまったのです。 あまりの恐怖に…それから数カ月が経ったころ、A子から生理が始まったことを告げられました。あのときの話を思い出した私は、「彼女のおなかには赤ちゃんがいて、それが突き破って出てくる瞬間をきっと私も目撃することになるのだ……」と思い、恐怖でいっぱいに。 あまりにも怖くなってしまった私は、母にそのことを泣きながら伝えました。すると、母は「そんなわけないでしょ!」と笑っています。ぽかんとする私に、母は正しい生理の知識を教えてくれて、「生理は怖いものじゃないよ」と安心させてくれました。 この出来事がきっかけで、私は生理の正しい知識を得ることができましたが、あのとき感じた恐怖は今でも鮮明に覚えています(笑)。 幼いころは想像力が豊かだからこそ、現実と非現実の境界線があいまいになってしまうときもあると思います。当時の私はA子の発言を信じ、想像力にかき立てられるがまま「生理は怖いもの」と思い込んでしまいました。こうやって正しい知識をつけながら一歩一歩大人になっていくのだな……と感じた、初潮に関するエピソードでした。 著者/匿名作画/ふるみ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ふるみ
2024年05月09日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。近くの急患センターで検査をしてもらった結果、医師によると「普通の状態ではない」とのこと。急患センターの設備ではそれ以上調べられないらしく、別の病院で改めて検査を受けることに。しばらくして、受け入れ先の病院が見つかったのですが……。 きゅ、救急車!?受け入れ先の病院が見つかるまでの間、ベッドで横になって休んでいたにしこさん。すると突然おじいちゃん先生が現れ、にしこさんの顔をひょこっと覗き込んできました。どうやら、受け入れ先の病院が見つかったようなのですが……。 おじいちゃん先生から「ようやく受け入れ先の病院が見つかりました」と伝えられ、ホッとするにしこさん。この日は祝日かつ、コロナ禍の影響でどの病院も患者がいっぱいで、受け入れ先が見つかるまで時間がかかったようです。 受け入れ先の病院は、にしこさんが今いる急患センターから車で数十分の距離。にしこさんが「またうみくんの車に乗って移動か……」と考えていると、おじいちゃん先生は「救急車がくるまで待っててね」と言います。なんと、おじいちゃん先生がすでに救急車を手配してくれていたのです。 歩くだけでもつらそうにしているにしこさんの姿をて、医師は救急車を呼んだほうがいいと判断したのかもしれませんね。急患センターの設備では病名が明らかにならなかったからこそ、大事をとって……という可能性もありそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年05月09日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。近くの急患センターで検査をしてもらった結果、医師によると「普通の状態ではない」とのこと。急患センターの設備ではそれ以上調べられないらしく、別の病院で改めて検査を受けることになって……。 ひょっこり先生医師が受け入れ先の病院を探して紹介状を書いてくれるらしく、受け入れ先の病院が見つかるまで、にしこさんは病院内で待機することに。歩くのもつらそうなにしこさんを見かねて看護師さんが車いすを用意してくれ、車いすに乗せられたにしこさんは、ベッドが並んだ部屋に案内されます。受け入れ先の病院が見つかるまでの間、横になって休めることになったのですが……。 背中をベッドに預けた瞬間、またしても背中にビキビキッという激痛が走ったにしこさん。急患センターに到着したころから発症した背中の痛みは、いまだにおさまっていません。その後、点滴が始まってしばらく経ったころ、おじいちゃん先生がひょっこりと姿を現しました。受け入れ先の病院が見つかったため、にしこさんに声をかけにきたようです。 これで詳しい検査を受けられるので、ひとまず安心ですね。ちなみにこのとき、あまりにも突然おじいちゃん先生が現れたので、にしこさんは心臓が飛び跳ねるほど驚いたそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年05月07日小学生のころに初潮を迎えた私。そのころの私はかなりボーイッシュで、初めての生理に「あなたは女の子なんだよ!」と誰かに言われたよう気がして、なんだか生理を隠したい気持ちでいっぱいでした。そんな私が生理中「あること」をやらかしてしまい……。 あのときは父も兄もいた席だったので、とにかく恥ずかしすぎて、とっさにとった行動でした。私に「何もなかった」と言われたときの、きょとんとした弟の顔は今でも忘れられず、頭の中に浮かんでいるハテナマークが、目に見えるようでした。 当時の私は弟に生理を説明してあげられるだけの知識も度胸もなく、あのときのことは本当に申し訳なく思っています。 原案/中井まさえさん作画/ののぱ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年05月04日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。近くの急患センターで検査をしてもらった結果、医師いわく「普通の状態ではない」とのこと。急患センターの設備ではそれ以上調べられないらしく、別の病院で改めて検査を受けることになって……。 看護師に連れて行かれた先は…医師が受け入れ先の病院を探して、紹介状を書いてくれることに。受け入れ先の病院が見つかるまで、にしこさんは診察室の外で待機することになったのですが……? 医師から「外で待ってて」と言われてからしばらく経ち、看護師さんが現状報告にやってきました。看護師さんによると、新型コロナの影響で近くの病院はどこもいっぱいで、病院が見つかるまでもう少し時間がかかりそうとのこと。 その後、看護師さんが「座っていてもつらいままだと思うので」と案内してくれた先は……患者さん用のベッドが並んだ場所。にしこさんいわく、体を起こしているだけでもつらかったから、横になれるのは素直にうれしかったそうです。 たしかに、座っているよりも横になったほうが腹筋などに力を入れなくて済みますし、多少はリラックスできるかもしれませんね。受け入れ先の病院が見つかるまで、できるだけ安静にしておきたいところです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年05月03日生理中は、なんとなく生理中であることを周りに知られたくない気持ちになる私。そんな私が「私は生理中です!」と名札を貼って歩いたような出来事を起こしてしまいました。私にとって、かなりショックだった失敗談です。 私はびっくりして、すぐに確認すると、おしりの真ん中辺りが10センチ四方くらいの大きさで真っ赤に……! 私はすぐ近くのトイレに駆け込み、ナプキンを替えましたが、スカートの汚れは取れず、仕方なくカバンでおしりを隠しながら帰宅しました。 経血が漏れてしまった原因は、きっと椅子に浅く腰かけて、背もたれにもたれかかるような姿勢でパソコン作業を続けたからだと思います。私は、このことをがあってから、ナプキンはこまめに取替えないといけないなと改めて思ったのと、姿勢が悪いということは本当にいいことないなと感じました。あと、経血量が多い日は、オシャレしたくても、薄い色の服は極力避けようと思いました。原案/山田小春さん作画/まっふ監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年05月03日2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。6〜7年ほど治療をせずに放置した結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズに肥大してしまいました。総合病院に転院してMRIを撮ったあと、手術が得意だという井上先生(仮名)から「筋腫を取っちゃいましょう」と告げられて……?主治医の井上先生(仮名)から手術をすすめられ、今後を考えて子宮を全摘出することにした猫野サラさん。入院期間は10日前後になるとのことで、手術はGWに合わせておこなうことに。入院前検査を終えた猫野サラさんは自宅のネコたちに別れを告げ、いよいよ入院生活に移ります。 16.入院受付 入院や手術に必要な物をリストアップし、準備万全で入院初日を迎えた猫野サラさん。自宅にいる愛猫たちに別れを告げ、いよいよ病院へと向かいます。 受付を済ませると、看護師さんから「7階へどうぞ」と案内されました。 17.個室へ 入院初日(手術前日)から手術翌日までは、4人部屋ではなく個室を予約していた猫野サラさん。あとから夫が荷物を持ってきてくれ、初日は荷ほどきや手術の準備をしながら、ゆっくり過ごすことに。 そんなとき、「2週間ほど入院する」と言っていたお母さんから突然「退院しました!」との連絡が。まさかの1週間前倒しでの退院に、猫野サラさんは思わずびっくりしたそうです。 18.母の愛 まだまだ病み上がりなのに「明日会いに行きます」と言い出したお母さん。なんと、もう新幹線のチケットを買ってしまったとのこと。なかなかにパワフルで行動力のあるお母さんですね。いくつになっても、わが子はかわいいものなのかもしれません。そんなお母さんの気持ちを汲んで、夫は「お義母さんを車で迎えに行くよ」と提案してくれました。 夫が帰宅したあと、看護師さんがやってきて「明日の手術のために剃毛をさせてほしい」と声をかけてきました。 19.剃毛・手術セット ※水差し…水飲み・吸い飲みとも呼ばれます※受け皿…医療現場ではガーグルベースンと呼ばれています 今回、猫野サラさんが受けるのは、へそ下から恥骨までを縦に切る「下腹部正中切開」という開腹術。そのため、おへその下から恥骨の上までの剃毛が必要になるようです。 看護師さんから「おへそがきれいですね」と褒められた猫野サラさん。実は他の方の体験談ブログを読んで、前もって自宅でおへその掃除をしていたのだとか。たしかに、もしおへその中がかなり汚れていたら、看護師さんに掃除されるのはちょっと恥ずかしいかもしれませんね。 20.麻酔の説明 その後、猫野サラさんは看護師さんから「手術は明日の午後1時からです」との説明を受け、病院からのアンケートを受け取ります。 少し経ってから麻酔科の担当医が現れましたが、猫野サラさんいわく、彼はとてもイケメンでさわやかな印象だったとのこと。紙芝居形式で、手術開始とともにまずは硬膜外麻酔を投与し、全身麻酔をかけながら手術をおこない、術後は再び硬膜外麻酔に切り替わる旨を説明してくれたそうです。 硬膜外麻酔のメリットは、術中から術後まで持続して鎮痛剤の投与が可能(持続注入法と呼ばれます)なことと、カテーテルの先端の位置によって麻酔を効かせる範囲を限定できる点、そして意識を保ちながら鎮痛を図れる点だと言われています。 猫野サラさんのような、子宮筋腫による子宮全摘術のケースに限らず、術後痛が強く予想される開胸手術や開腹手術、下肢の人工関節置換術などで、持続注入法が選択されます。また、硬膜外無痛分娩や、帝王切開術で脊髄くも膜下麻酔と併用することも。つまり、硬膜外麻酔とは、今回のような腹部の手術以外にも、開胸手術や無痛分娩でも用いられる方法です。 紙芝居形式だとイラスト付きで説明してもらえるので、硬膜外麻酔をどこに打つかなど、イメージがしやすそうですよね。今回、人生で初めて手術を受けることとなった猫野サラさんですが、麻酔科の先生の説明を受けて「全面的にお任せします」と納得できたそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年05月02日当時、小学5年生だった私が初潮を迎えたとき、両親には感慨深いものがあったようです。とはいえ、男性である父親は娘の気持ちがよくわかっていないようで……。デリカシーのない父親に腹が立って仕方なかった思い出をお話しします。 大人になったお祝いをしていたら…私が初潮を迎えたのは小学5年生のときでした。授業で生理のことを学んではいましたが、いざ生理が始まると戸惑いのほうが大きかったです。母親に生理になったことを報告すると、サニタリーショーツとナプキンを出してくれました。そろそろではないかと用意してくれていたようです。初めて使うサニタリーショーツにドキドキしたのを覚えています。 その日の夕食は、母親がお赤飯を炊いてお祝いしてくれました。父親に知られるのは恥ずかしかったのですが、「大人になったな」と言われてちょっとうれしかったです。そのとき、たまたま父親の友人家族が遊びにきました。 すると、父親がいきなり「娘が生理になったお祝いをしていたんだ」と言い出したのです! 知られたくなかったのに!父親によって、私が初潮を迎えたことが赤の他人に知られてしまいました。そのときの私は、恥ずかしくて恥ずかしくて顔を上げられなかったです。 父の友人にも「おめでとう」と言ってもらいましたが、まったくうれしくありません。何が恥ずかしいのか自分でもわからなかったのですが、生理を迎えたことを、とにかく家族以外の人に知られたくなかったのです。 その夜、私は布団を被って泣きました。自分の大切な部分を勝手に晒されたような気がして、とにかく悲しかったのです。 後日、父親は私に謝ってくれました。父親いわく、うれしくてつい話してしまったそうです。ですが、年頃の娘にとっては深く傷つく出来事でした。しばらくは父親と口を聞くのも嫌だったほどです。この一件で、親子といえど多少の気づかいは必要だと思うようになりました。 著者/村井貴子作画/モリナガアメ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2024年05月02日ある日のデート中、彼から「デートはやめて帰ろう」と言われました。いきなりの提案にびっくりしたのですが、彼の発言にはある理由があって……。 デートの日に…彼と付き合い始めて何度目かのデートの日。前日に生理がきてしまったため、痛み止めを服用することに。あまり効果が強い薬だと副作用の眠気が出てしまうと思い、私は所定の量より少なく薬を服用しました。 彼とのデートはとても楽しく、生理中だということを忘れてしまうくらい満喫していました。しかし、午後になって急に生理痛がひどくなってしまったのです。痛みをこらえている私の様子に彼も違和感を持ったらしく、「もしかして具合悪い?」と聞いてきました。 さすがにごまかしきれないと思った私は、「実は生理で……」と正直に彼に打ち明けたところ、彼から「デートはやめて帰ろう」と言われました。 彼の行動にびっくりその日は彼の好きな物を見に行く予定だったのですが、「また今度でいいから」と言ってくれ、車で自宅に送ってもらうことに。そして、帰る途中に彼がコンビニへ寄っていくつか食べ物や飲み物を買ってきてくれた気づかいには本当に驚きました。 あとからわかったことですが、彼はお姉さんから生理がつらい女性の気持ちをこんこんと伝えられていたらしく、すぐに対応できたとのことでした。それからは、私が生理中のときはお家デートをするようになり、彼のやさしさに感謝しています。 それまでの私は、男性に生理のことを知られるのが少し恥ずかしかったのですが、「きちんと知っておくほうが一緒に予定を立てやすいんじゃないか」と言う彼の言葉に納得して、現在は生理がきたら伝えるようにしています。生理中はまったりと私や彼の部屋で映画を観るなど、動かないデートを楽しんでいます。彼に生理のつらさなどを伝えてくれていた、彼のお姉さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。 著者/黒崎奈津美作画/加藤みちか 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年04月30日私は経血量が多いタイプです。そのため、生理期間中はなるべく家でゆっくり過ごしたいのですが、その日は生理2日目なのに外せない用事が入ってしまい……。 トイレに行けないまま5時間が経過私は初潮を迎えたときから経血量が多く、生理痛も4日目くらいまであります。いつもであれば生理期間中はなるべく家でゆっくり過ごすのですが、その日は生理2日目にもかかわらず外せない用事が入ってしまい、出かけることに。経血漏れを起こさないように、かばんの中に生理用ナプキンを複数枚入れ、準備万全で家を出ました。 しかし、予想外に忙しく、ナプキンを替える暇もなく5時間ほどが経過。やっと時間ができたので「漏れてないかな」と心配になり近くのトイレに行こうとしたところ、おしりの部分がひんやりとするのを感じました。 知らない女性に声をかけられ…「ヤバい」と思っていると、後ろから知らない女性に声をかけられ、小さい声で「あの……漏れてますよ。大丈夫ですか?」と言われました。経血が漏れ出し、ズボンのおしりの部分が赤くなっていたようです。私は「ありがとうございます。大丈夫です」と答え、急いでデパートのトイレに駆け込んだのでした。 わざわざ教えてくれた女性には感謝していますが、とても恥ずかしかったことを覚えています。 ナプキンを替えたあとは、急いで新しい下着とズボンを買い、はき替えました。経血の量が多い日は、どんなに忙しくても時間を見つけて、こまめにナプキンを替えなくてはいけないと学んだ出来事でした。 ※経血にレバーのような塊が混じったり、ナプキンが1時間と持たないような場合には、婦人科の受診をおすすめいたします。 著者/藤井あゆみ作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年04月30日出先のトイレに、小学1年生の娘と一緒に入ったときのこと。私は生理だったため、使用済みナプキンをトイレットペーパーでくるんでから、包装フィルムに包みサニタリーボックスに入れました。すると娘から「ゴミ箱に入れるのに、なんでトイレットペーパーでくるくるするの?」と言われ……。 なんでトイレットペーパーでくるくるするの?出先でトイレに入るときは、防犯対策やほかの方への迷惑を考えて娘と同じ個室に入るようにしている私。 ある日、娘とトイレに入ったときのこと。私は生理だったのでナプキンを取り替えました。いつものように外したナプキンを丸めてからトイレットペーパーで包み、新しいナプキンの包装フィルムで巻いてサニタリーボックスへ。 それを見た娘が「ゴミ箱に入れるのに、なんでトイレットペーパーでくるくるするの?」と聞いてきました。不思議に思ったようです。 掃除をしてくれる人へのやさしさ小学校1年生の娘にどう説明したらいいのかと悩みましたが、この子もいずれ生理がくるのだから、きちんと伝えようと思いました。 そして、「例えば、学校で鼻血が出た子がいて、血の付いたティッシュはゴミ箱に捨てるよね。お掃除のときに間違ってその血の付いたティッシュが、お掃除する人の手に付いたらどうかな? 嫌じゃない?」と、私は娘にもわかってもらえるよう、学校でありえそうなシチュエーションに例えて話してみることに。 「それに、血が苦手な人もいるよね。お掃除してくれる人に見えないように、血が手に付かないようにするのがやさしいと思うの。だからお母さんはトイレットペーパーでくるくるするんだよ」と言うと、娘は笑顔で「お母さん、偉いね!」と褒めてくれました。 経験したからわかること私がトイレットペーパーでくるくる包んで捨てるのは、そう教わってそれが当たり前のことだと思っていましたし、この方法がいいと思うからです。 仕事でトイレを掃除したときに、サニタリーボックスの中身は、ナプキンを丸めただけで捨ててあったり、トイレットペーパーで巻かれていたり、包装フィルムに巻かれていたりと、いろいろでした。できるだけナプキンが見えないように包んで捨ててくれる人はやさしいなぁ……と、掃除のたびに思っていたのです。 サニタリーボックスに入れる使用済みナプキンをトイレットペーパーでくるくる包むのは、それを片付けてくれる誰かへのやさしさでとても大切なことなのだと娘に伝えられたと思います。娘に生理がくるようになったら、またこの話をしてあげたいです。 著者/神谷 まりな作画/ののぱ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年04月30日大学生時代、サークルの合宿に参加した私。女子メンバーと大浴場へ行ったところ、それぞれが生理事情について語り始め……。 合宿中にサークル仲間と大浴場へ私が所属していたサークルでは毎年夏休みに合宿があり、みんなでホテルや旅館とに泊まり、レクリエーションなどをして交流を深めていました。 私が2年生の合宿のときのことです。女子メンバーが集まって大浴場へ行くことになりました。大浴場に到着し、それぞれ髪や体を洗って湯船につかっていると、生理の話に。 ある子が「私は生理痛がひどいから、合宿と被るとヤバかった」と発言すると、それを聞いた先輩は、「私は毎回腰痛があって、ひどいとベッドから動けなくなることもあるんだよね」と話し、私はとても驚きました。当時の私は、生理中は少しおなかに痛みを感じる程度だったので、生理でそんな症状が起こることを知らなかったのです。 生理症状の幅広さを実感また別のメンバーは、「私は頭痛がひどくなるんだよね。薬を飲めば治まるからそんなに問題はないけど」と発言。私は「生理で頭痛まで起こるの!?」と心の中でさらに驚きました。また「本当なのかな?」と2人を疑ってしまい、あとからネットで調べ、生理の症状として本当に腰痛や頭痛が起こることを確認。 自分の無知を恥じるとともに、生理症状はこんなにも個人差があるんだなと実感したのでした。 私はこの出来事をきっかけに、生理に対しての知見を深めることができたと感じています。友だちや母親と自分の生理について話してみると、思わぬ気づきがあるのだなと思いました。 著者/百田作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年04月30日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。歩くのもつらいほどに痛むため、近くの急患センターで診てもらうことになりました。おじいちゃん先生から診察台に横になるよう指示され、エコー(超音波検査)で見てもらうと……? 病名がわからないワケは?腹部をエコーで見ながら、おじいちゃん先生は「これは普通じゃないッ!」と告げます。不安に駆られたにしこさんが「何だったんですか?」と尋ねると、先生の見解は「わからないッ! わからないけど普通ではないッ!」というもので……? 急患センターで腹部エコーをしてもらったものの、医師から「今の状態は普通ではないのだけど、ここの設備ではこれ以上のことはわからない」と言われてしまったにしこさん。おじいちゃん先生が紹介状を書いてくれるらしく、別の病院で改めて検査を受けることとなりました。 その後、受け入れ先の病院が見つかるまで、しばらく待合室で待機することに。すると、にしこさんがあまりにも痛がっているのを見て、看護師さんが車椅子を持ってきてくれたのでした。 にしこさんが訪れた急患センターの設備では、細かい病名までは調べられなかったようです。このあとは別の病院で再び検査を受けなければならない手間がありますが、それでも当時のにしこさんとしては、ちゃんと診てもらえるということがわかり、ひとまずホッとしたそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年04月29日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「生理痛の理解と相手への配慮」。男性はもちろん、女性同士でも理解されないこともある生理の痛み。専用の装置で生理痛を体験し、相互理解を深める研修についてご紹介します。anan総研120名にアンケート感じる頻度に差はあるものの「生理痛が重いと感じる」と答えた人は7割。その痛みを男性に対しては約6割、女性に対しても少数ですが理解されずにつらい思いをしたと回答。Q. 自分は生理痛が“重い”ほうだと思いますか?重いほうだと思う…30%毎回ではないが、重いと感じる時もある…40%あまり思わない…15%軽いほうだと思う…15%Q. 生理時の痛みを理解されず、つらい思いをしたことはありますか?男性に理解されなかったことがある…57%女性に理解されなかったことがある…14%専用装置で生理の痛みを体感し、理解し合えるように。なかなか理解されにくく、人に伝えにくい生理の痛み。それを体験できる画期的な機器「ピリオノイド」を装着し、生理痛について考える研修があるという。研修を行う大阪ヒートクールの久保田千晶さんによれば、電流が流れるパッドを下腹部に貼り付け、微量の電気を流して腹筋を収縮させて痛みを体感するそうだ。ピリオノイドは、生理を意味する「ピリオド」と“~に以た”を意味する接尾語「オイド」を組み合わせ、「ヒューマノイド」のように機械的な印象にした名称。この装置は、もともと甲南大学と奈良女子大学において女子学生が開発。開発者の女性は生理痛のつらさが同性間でも共有できていないことに問題を感じ、「生理痛には個人差があることを知ってほしい」という思いが開発のきっかけに。大阪ヒートクールは装置の小型化に成功し、昨年7月よりさまざまな場所で生理痛体験研修を行っている。「痛みは、開発者の女性たちの“感じ方”を基準に決めたそうです。開発中、体験した女性たちから、痛みの弱さや体の表層部分に感じることを指摘され、より強くお腹の奥から痛みが感じられるように電気の流し方を改良。痛みは強・中・弱の3レベルで、実際の生理痛同様、痛みの波を感じられるように、3レベルがランダムに訪れるモードもあります」相互理解の一環として、大企業から研修への問い合わせが相次いでいるという。「研修では男女ともに体験してもらっています。弱モードで『ムリ!』という男性もいれば、生理痛が重い女性だと強モードでも耐えられたりして、痛みの感じ方に個人差があることを改めて感じます」体験後には、ディスカッションを行い、あらゆる痛みに対して意見を交換する。「『会社も対策をしないと』という意見が男性から出たり、『実は私も生理痛が重くて…』と話し出す女性も。生理について話し合える環境を醸成したり、PMSなど女性特有の不調に目を向けるきっかけにしてもらえたらと考えています。また、今後は企業だけでなく学校などにも体験を提供していきたいです」生理痛体験研修って何をするの?1. 学ぶまずは座学で、生理の仕組みや女性の健康理解を深めることの意義についての講習がスタート。2. 体験する講習後、「ピリオノイド」を下腹部に装着して痛みを体験。男女ともに希望者に行います。3. ディスカッション「どういった気遣いが必要か」「休暇を取りやすくするには?」などをグループごとに話します。実際の体験会の様子機能性表示食品「わたしプロローグ」など、フェムケア商品を展開するアサヒグループ食品が生理痛擬似体験会を実施。入社4年目の女性社員の発案により実現し、男女ともに多くの社員が参加した。※『anan』2024年5月1日号より。イラスト・二階堂ちはる取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2024年04月29日私は生理が重いタイプです。激しい腹痛・腰痛・吐き気・頭痛に悩まされ、学生時代には授業中に倒れたこともありました。社会人になってからも、生理が原因で出勤できないことがあり、これはまずいと思い婦人科を受診してみたのですが……。 医師からは「気のせいでしょ 」初めて行った婦人科では、特に異常は見つかりませんでした。とりあえず鎮痛薬を処方されたのですが、まったく効き目がありません……。そこで、改めて診察を受け、症状が改善しないことを伝えると、医師からは「そんなはずない。気のせいでしょ」と言われました。 そう言われても、つらいものはつらいので、「どうして生理痛がよくならないのでしょうか?」と質問すると、「そんなのわからないわよ!」とひと言。突き放された私は、「ずっとこの生理痛を我慢し続けるしかないのか……」と絶望しました。 私に合う医師を発見医師の対応に悲しくなりましたが、日常生活に支障をきたすほどの生理痛を放っておけないので、別の婦人科へ行くことに。いくつかの病院を受診したのですが、中には「なぜそんなにいろいろな病院に行ったの? 何か病気だって言われないと満足できないの?」と言う医師もいました。 つらい症状をなんとかしたいと、藁にもすがる思いで病院にかかっているのに、怒られるのはとてもショックだったことを覚えています。その後、数年かけて私に合う婦人科医に出会うことができ、今は鎮痛薬を使いながら体質改善にも取り組み、生理痛は日常生活に支障がない程度になりました。 当時は毎月ひどい生理痛に悩まされ、メンタル的にもつらかったです。医師の言葉に傷つくこともありましたが、あきらめずに病院を巡ってよかったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/草本れお作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年04月29日私は小学校の高学年で初潮を迎えてから、イライラや腹痛といったPMS(月経前症候群)に悩まされてきました。20歳を過ぎたころから経血量がどんどん増えていき、夜用ナプキンでも漏れるようになり、婦人科での診察を検討し始めたのです。 夜用ナプキンでも足りない…経血量が多いと感じ始めたのは、20歳を過ぎたころからです。それまでは、多くても夜用のナプキンから経血が漏れることはありませんでした。 ですが、生理の回数を重ねるたびに、生理初日や2日目はナプキンとタンポンを併用しなければ足りないほどに。最初は、仕事が忙しくトイレに行く時間がなさそうな日だけナプキンとタンポンを併用していましたが、徐々に2つとも使うことが当たり前になっていきました。 どんどん強くなる腹痛また、もともと生理が近くなると、下腹部に痛みを感じることが多く、PMSの一種だろうと自己判断していました。 ですが、こちらも年齢を重ねるほどに、生理が終わってからも激痛を感じるように。痛みの範囲は下腹部だけではなく、肛門の奥あたりにも広がっていきました。痛みは発作的に起こり、立ち上がるのすら難しくなることもあったのです。 初めての内診痛みに耐えられなくなったことと、経血量の多さに不安を感じた私は、婦人科で診察を受けることにしました。婦人科自体は初めてではなかったのですが、腹部エコー検査や採血の経験しかなく、内診は初めて。症状からして内診を受けるだろうと予想しており、それが怖くて行くのをためらっていた面もありました。 診察当日、内診台に上がるころには覚悟が決まっていました。器具が中に入ってくる感じは、痛いというよりも、圧迫感があって苦しさのほうが強かったです。ただ、先生が「次に〇〇を入れますよ」と順番を説明しながら進めてくれたため、都度気持ちを固めながら検査を受けられました。 検査直後は違和感がありましたが、15分くらいで消失し、カフェでお茶をしてから帰ったのでした。 診察の結果、子宮内膜症と判明しました。投薬治療を経てから、現在は低用量ピルの服用で症状も落ち着いています。 もう婦人科の内診にもすっかり慣れ、痛みを我慢せずにもっと早く病院に行けばよかったと反省。友だちから生理の相談を受けたときには、「症状が長引くなら、婦人科に行ったほうが安心だよ」と伝えるようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/石井せつ子作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年04月29日2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。その後、引っ越しによる転院を経て6〜7年ほど経過観察を続けた結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズにまで肥大してしまいました。どうにか閉経までやり過ごせないかと考えていた猫野サラさんでしたが、ついに婦人科医から「MRIをしましょう」と言われてしまって……?MRIを撮ったあと、井上先生(仮名)という手術が得意なベテラン医師が主治医となり、手術をする方向で話を進めることになった猫野サラさん。医師から「子宮を残すかどうか」を問われ、妊娠は考えていなかった猫野サラさんは今後の生活を踏まえて、子宮を全摘することに決めます。その後、手術に向けて各種検査を受けることになり……。 11.手術1カ月前検査 医師と相談して手術が決まったその日のうちに、さっそく手術前の検査を受けることになった猫野サラさん。ついさっき手術が決まって、とんとん拍子に検査を受けている……そんな状況はまるで大きな戦いに向けて準備を進めているようで、猫野サラさんは緊張から武者震いを起こします。 検査内容は検尿や採血、心電図、レントゲンの4つで、30分ほどで終わったそう。 帰宅した猫野サラさんは、ほどよくお酒が回って気持ちがリラックスしたところで、夫に話しかけます。 12.検査結果でまさかの指摘 「結局、子どもは授からなかったけど子宮は取っちゃっていいよね?」という妻からの問いかけに、穏やかな笑顔を浮かべて「うん」と答える夫。「手術までに体力つけとけよー」と前向きに心配してくれるところも含めて、この夫婦の会話には、夫の心やさしい人柄が表れていますね。 そんな中、検査の結果を聞きに行った猫野サラさんは、医師から「肝臓の数値があまりよくない」と指摘されてしまいます。驚いたのは「やや貧血」という診断が下されたこと。猫野サラさんは最近、生理初日の経血量が増加したことは認識していたのですが、貧血の自覚はなかったそうです。こうして、医師の指示でしばらく鉄剤を服用することとなりました。 13.入院と手術の説明 医師の診察のあとは、手術内容や入院についての説明を受けたそう。流れとしては、まず口頭での軽い説明があり、各種書類を渡されたのちに、スライドショーで詳しく説明があったのだとか。以前、医師から「子宮筋腫は妊娠7カ月くらいの大きさ」と言われた猫野サラさん。書類の病名欄には「巨大子宮筋腫」と書かれていたそうです。 その後、母と夫に手術当日の待機をお願いした猫野サラさんでしたが……。 14.準備したもの(事務系) なんと、手術の約1週間前になって、お母さんが入院する事態に。結局、手術当日の待機は夫だけに頼むことにしました。 入院や手術に備えて猫野サラさんが用意した書類関係は、上記のとおりです。ちなみに、猫野サラさんが手術を受けたのは2016年。2024年4月現在は、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる医療機関であれば、限度額適用認定証がなくてもマイナ保険証を持参すれば、限度額を超える支払いが免除されるようになっています。 15.準備したもの(日用品) 手術までに準備した日用品としては、基本的な生活必需品のほか、病院側から指示されたバスタオル(術後、寝たままベッドなどに移動させやすいように下に敷く)、フィットショーツ、腹帯(術後に腹部に巻く帯状の布)、下腹部サポーター(腹帯が外れたあとに術後2カ月くらい着用して腹部を保護する)など。 猫野サラさんの場合、入院期間は10日ほどになる予定です。術後すぐにリハビリが始まってバタバタするとはいえ、それ以外の時間はずっと同じ部屋で過ごすため、精神的につらくなってしまう可能性も。ぬいぐるみなど、自分にとって癒しとなるアイテムを持っていくのは、長い入院生活の助けになりそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年04月29日私は時々、生理休暇を取得しています。生理痛が重く、時には吐き気を催すほどの痛みに襲われることもあるからです。私にとって生理とは、つらいものでしかありません。しかし、ある日のお昼休みに会社の先輩とお昼を食べることになり、先輩の話を聞いて生理への考え方が大きく変化したのです。 傷病休暇を取っていた先輩私より年上の40代の先輩は、5年前に傷病休暇を取得していました。理由は不明です。「どうしたのだろう」と心配でしたが、当時、新入社員だった私は理由を聞けずにいました。また、なんとなく触れてはいけない雰囲気があったため、社内では噂すら立っていなかったと記憶しています。 ある日、先輩とお昼休憩が同じになり、私は「時々、生理休暇を取得しているんです」と打ち明けました。 生理がうらやましいなんでも相談できるやさしい先輩。私が「生理が重くて生理休暇を取得することがあって、周りに迷惑をかけるのがつらいです」と話すと、先輩は「あなたがうらやましい」と呟きました。 不思議そうな顔をしている私に、「もう私に生理がくることはないのよ」と言い、先輩は病気の話をしてくれました。そのとき初めて、先輩の5年前の傷病休暇が「子宮体がん」によるものだったと知ったのです。 お母さんになる夢先輩には子どもがいません。そんな先輩は、子宮体がんを患う前から妊娠を希望し、不妊治療を検討していたそうです。そんなときに謎の下腹部痛で倒れ、緊急搬送される事態に。そして子宮体がんが判明したそうです。 私は祖母を子宮体がんで亡くしており、子宮体がんについての知識はある程度持っています。先輩がどのようにして子宮摘出という判断をするに至ったのか、それが先輩にとってどれほどつらい決断だったのか、容易に想像がつきました。それと同時に、私が相談してしまったばかりにつらいことを思い出させてしまったと、自分の浅はかさに嫌気が差しました。 そんな私を気づかって、先輩は「今ある生理は誰かにとってうらやましいことでもあるんだよ」と話してくれました。 私にとって「つらくて大嫌い」な生理は、誰かにとって「うらやましい」ものであると知った出来事でした。私は祖母を子宮体がんで亡くしていることもあり、定期検診は欠かさず受けていますが、体が健康であることのありがたみを改めて感じました。 著者/水谷ユリ作画/おみき 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年04月28日1年に1度の娘の幼稚園の参観日。生理中なのに予想以上に動き回る活動が多く、血が漏れないか終始ヒヤヒヤした私のお話です。 参観日の前日に生理に娘の幼稚園の参観日前日に、私は生理になってしまいました。生理のときはなるべく静かに過ごしたいタイプなのですが、夫は仕事があり交代できません。 ただ、昨年の参観日は子どもたちと一緒に工作をする程度だったので、「体を動かさないのであれば大丈夫か」と思い幼稚園へ行くことにしました。 工作じゃなくて運動!?参観日当日、最初は園庭で一緒に遊ぶ時間でした。娘は仲良しの友だちと鬼ごっこをして走りまわっており、「ママも一緒にやろう〜!」と誘ってきます。私は生理の血が漏ないか心配で「ママは走れないよ」と言いながらも、結局、鬼ごっこに参加。 そして、遊ぶ時間の次は体操の時間に。体操が終わると、子どもたちがマラソンをし、保護者はその様子を見学しました。しかし、子どもたちのマラソンが終わると、先生が「保護者のみなさんも一緒に走りましょう!」と言うのです。 仕方なく1周だけゆっくり走ったのですが、その際に血が漏れたような感覚があり「ドキッ」としました。私は不安になり急いでトイレへ。漏れてはいませんでしたが、トイレにはサニタリーボックスがなく、最小限の荷物しか入らない小さいバッグだったため、ナプキンを替えることはできませんでした。 漏れが気になって仕方ないそのまま子どもたちのもとへ戻ると、次はホールで体を使ったゲームの時間に。私は漏れを心配しながらも、無理のない範囲で参加しました。 すべての時間が終わり、私は再びトイレへ。幸い、血は漏れてはおらずほっとしましたが、こんなに動き回るのであれば、夜用ナプキンを着けるなど漏れ対策をしてくればよかったと後悔したのでした。 結局、この日は帰宅するまでナプキンを替えることができず、3時間ほど1枚のナプキンで過ごしました。漏れを心配しながらの3時間は、とても長かったです。 娘の成長や幼稚園での様子を見ることができたのはうれしかったのですが、生理を気にせず落ち着いて見たかったなと思いました。 著者/Sugar111作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年04月27日「生理だと思ったら妊娠していた」という話はインターネットではよく見かけていましたが、「実際そんなことあるのかな?」と思っていた私。しかし、私自身がそのことを経験することになったのです。妊活中に起きたまさかの出来事をお話しします。 妊活中、周期通りに生理がきた3年ほど前の話です。当時妊活中だった私は、周期通りに生理がきて「今回も妊娠できなかった……」と落ち込んでしまいました。 ただ、生理にこれまでとの違いを感じたのです。私の場合、生理の1日目、2日目は経血量が多く、生理痛もあり、鎮痛薬を使うこともありました。しかし、そのときは「今回はいつもより経血量が少ないな。生理痛もちょっと軽めだな」と感じて……。ですが、いつも通り7日間出血があったので、「今回はたまたま軽めだったのかな」とあまり気にしていませんでした。 下腹部に痛みがあり病院へ生理が終わったころ、右の下腹部が急に痛くなりました。座っていても寝転んでみても痛みは治りません。今まで経験したことのない痛みだったため、心配になりかかりつけ医へ連絡したところ、「一度受診してください」とのこと。私と夫は痛みをこらえて病院へ行きました。 病院へ着いてから尿検査をし、診察室へ。婦人科の病気を今までしたことがあるか、最終月経、生理周期などを聞かれ、内診をしてもらいました。 尿検査で妊娠反応が陽性に!診察室へ再度入ると、医師から「尿検査で妊娠反応が陽性になっています」とまさかの言葉が! 私は、「生理がきたのに!?」と驚きを隠せませんでした。ただ、驚きとともに、とてもうれしかったことを覚えています。 医師に出血があったことを話すと、医師曰く「生理だと思っていたのは着床出血でしょう」とのこと。また、妊娠するとホルモンのバランスで卵巣が腫れてしまうこともあり、それが原因で下腹部が痛くなったのだろうとのことでした。 そして、腫れた卵巣がねじれる可能性があるため、しばらくは安静にするようにとの指示を受けたのです。 「生理だと思ったら妊娠していたなんて話、本当にあるの?」と疑っていた私ですが、まさか自分が同じ体験をするとは思っていませんでした。 今回は下腹部の痛みで病院への受診を決めましたが、痛みがなければずっと気がつかないまま過ごしていたのかもしれないなと感じます。体の異変を察知してすぐ受診して本当によかったなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/motj作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年04月27日